2017-02-11から1日間の記事一覧

光を忘れると両脚がぐんと伸びた

1. 光を忘れると両脚がぐんと伸びた。やじろべえのように夜を歩く。裸足が細い道の土を踏み、波紋のように虹色が現れて大地の色を変える。極彩色が仄々と光る。長い脛に光が照りかえる。新たな一歩がまた色を足す。頭は闇に飲まれている。筋の目立つ大きな裸…